新宿区 犬の散歩ルート完全ガイド|ペットシッターが選ぶ安全なお散歩スポット8選
新宿区 犬の散歩ルート完全ガイド|ペットシッターが選ぶ安全なお散歩スポット8選
ペットシッターブリランテ代表の香取です。
新宿区は坂道が多く、車や自転車のスピードも速いため、わんちゃんにとって決して歩きやすい地域とは言えません。
しかし、時間帯やルートを調整することで、安心して歩ける散策路や公園も実は豊富にあります。
この記事では、実際に新宿区で毎日お散歩代行をしているシッターとして、ご相談の多い悩み、実際の危険事例、犬種や性格別の歩き方、季節別のケアに加えて、現場目線で選んだ「安全なお散歩スポット8選」をご紹介します。
新宿区のわんちゃんに多いご相談
坂が多く、高齢犬の足腰が心配
- 上り坂で息が上がりやすい
- 下り坂で踏ん張れず、足腰に負担がかかる
- 平坦な道が少なく、散歩距離の判断が難しい
車と自転車のスピードが怖い
- 早稲田通り・明治通りは交通量が極めて多い
- 自転車が高速で抜けていき、慎重な子は振り返ってしまう
- 横断歩道で落ち着いて待てない
他の犬との距離を取りにくい
- 細い歩道が多く、すれ違い距離を確保しづらい
- 犬が多い時間帯に出ざるを得ない
- 吠えやすい子のルート選びが難しい
こうした悩みに対し、ブリランテでは時間帯・ルート・歩くペースを考慮し、その子に合った散歩プランを組んでいます。
シッターが実際に経験した危険事例
雨の日の坂道で滑りかけたケース
- 濡れた下り坂は小型犬が踏ん張りきれず滑りやすい
- 飼い主側の足元も不安定になりやすく、リードが引かれやすい
通勤時間帯の「坂を走って下る人」との接触リスク
- 若松町公園(カバ公園)へ向かう坂は朝に走って下る人が多い
- 犬が驚いて立ち止まり、人と進路が重なることがある
公園内のキックボード・ボール遊び
- 戸山公園・落合中央公園は子どもの遊びが活発
- 犬が急に追いかけたくなるケースがある
犬種・性格別のお散歩ポイント
小型犬(チワワ・トイプードル・ポメラニアンなど)
- 下り坂は特に慎重に歩く
- 段差の多い道より平坦ルートを優先する
- 人混みの多い歩道を避ける
怖がり・慎重な性格
- 車音が少ない住宅街中心のルートが向いている
- 視界が開けた直線道路(新宿御苑外周など)が歩きやすい
元気・好奇心旺盛な子
- 戸山公園のような変化のある道が向く
- 運動量を確保できる坂道も適度に取り入れる
- 混雑時間帯を避ければ落ち着いて歩ける
シニア犬・持病のある子
- 平坦で段差の少ないルートを選択する
- 距離よりもペースと休憩を重視する
- 特に下り坂で無理をさせない
新宿区のお散歩スポット8選(ペットシッター視点)

1. DNP(大日本印刷)周辺|平坦で静か・怖がりさんに最適
- 新宿区では珍しいほど広く平坦な歩道
- 音・刺激が少なく慎重な子でも落ち着きやすい
- 朝夕の入退館時間帯は人がやや多い
2. 新宿御苑 外周|長い直線で歩きやすい散策路
- 視界が開けており怖がりさんでも歩きやすい
- 匂い取りにも向く静かな道路
- 一定ペースで歩きたい子におすすめ
3. 戸山公園|整備された遊歩道で歩きやすい
- 芝生・平坦・起伏のバランスが良い
- 元気な子のストレス発散に最適
- 子どもの多い時間帯のみ注意
4. 落合中央公園|平坦で広い芝生・ドッグラン併設
- 水再生センター上の構造で広く平坦
- 芝生エリアが広く匂い取りに最適
- 犬連れが多いためすれ違いに注意
5. 下落合カバ公園(一部規制あり)|平坦だが子どもが多いエリア
- 園内は平坦で歩きやすい
- 遊具・キックボードの動きに注意
- 安全に歩ける部分のみ利用するのが安心
6. 新宿中央公園|木陰が多い夏の避暑散歩コース
- 木陰の散策路が豊富で夏に歩きやすい
- 芝生エリアは一部のみ利用可
- 犬が多いため距離調整が必要
7.乙女山公園|公園全体が坂の"運動量アップコース"
- 公園そのものが坂になっており、上り下りがしっかりある珍しい公園
- 景色がよく静かなため、集中して歩きたい子に向く
- 筋力・体力を使えるので元気な子におすすめ
- 足腰が弱い子・シニア犬は負担がかかりやすいため注意
8. 早稲田大学 大隈講堂前〜早稲田通りの並木ルート|視界が開けた直線コース
- 平坦で歩きやすくシニア犬にも安心
- 並木が続き木陰ができやすく夏でも比較的涼しい
- 大隈講堂前には芝生もあり、匂い取りに最適
- 授業切り替え時のみ学生が増えるが、その他は非常に静か
安全チェックリスト
出発前
- 首輪・ハーネスのフィット感
- 金具の緩みや劣化
- リードの長さ・持ち方の確認
散歩中
- 曲がり角で犬を前に出しすぎない
- 車道側ではなく内側を歩かせる
- 坂道ではスピードを落とす
夜間
- 反射材・ライトの使用
- 暗い細道を避ける
季節ごとのお散歩ケア
春のお散歩
夏のお散歩
- アスファルト温度が40〜60℃を超える時間帯は散歩を避ける
- 木陰ルート(新宿中央公園など)やビル影の道を優先する
- 熱中症の初期サイン(呼吸が速い・舌の色の変化)をこまめに確認
- 散歩は短時間×複数回に分け、こまめに給水できる環境を整える
- 保冷剤やクールバンダナは直接肌に当てず、タオルを挟んで使用する
秋のお散歩
- 落ち葉で隠れた段差や濡れた坂道は滑りやすい
- 涼しくなり活動量が増えるため、急な運動は控えて様子を見ながら距離調整
- ダニ・ノミが活発な時期のため、草むらに近づきすぎない
- 乾燥が始まり肉球が荒れやすいため、散歩後の保湿ケアがおすすめ
- 食欲が増し匂い取りに夢中になりやすいため、道端の落下物を避ける
冬のお散歩
- ビル風や坂の上は体温を奪われやすく、短時間で切り上げるのが安心
- シニア犬は筋肉や関節が固まりやすいため、歩き出しはゆっくりスタート
- 乾燥による肉球のひび割れを防ぐため、帰宅後に軽く保湿ケアを行う
- 寒さで飲水量が減るため、散歩前後に少量の水分補給を
- 夜道は反射材・ライトなどの視認性アップ装備が必須
雨の日のお散歩
- 傾斜がきつい坂道は非常に滑りやすいため避ける
- 視界が悪く、自転車の接近に気づきにくいため注意が必要
- 無理に長距離を歩かず、室内遊びと組み合わせてストレスを軽減する
- 短毛種・シニア犬は体温が下がりやすいため、短時間散歩が基本
- 帰宅後は足裏・指の間までしっかり乾燥させ、皮膚トラブルを防ぐ
まとめ|新宿区ならではの環境に合わせて「その子に合ったお散歩」を
新宿区は坂道・交通量・賑やかな公園・静かな住宅街が入り混じった地域です。どのルートが最適かは、わんちゃんの性格・年齢・体調によって変わります。
ペットシッターブリランテでは、その日の気温、時間帯、わんちゃんの様子に合わせて、「今日いちばん安心して歩けるルート」を選んでお散歩しています。
新宿区でのお散歩代行やペットシッターをご検討の方は、お気軽にご相談ください。
