【初めての放鳥依頼も安心】アキクサインコのお世話で重要な"観察力×繊細さ"とは|3羽の実例で見るバードシッターの放鳥ケア

アキクサインコ3羽のお世話レポート|新しいご家族を迎えて放鳥デビューへ
ペットシッターブリランテでは、鳥さんのお世話をご依頼いただく際、事前ヒアリングを非常に丁寧に行っています。鳥さんは「体調の悪さを隠す」「性格が繊細」という特性を持つため、性格・習慣・日頃の行動パターン・食事傾向・放鳥条件・相性などを細かく理解したうえでシッティングプランを組み立てることが不可欠です。
今回ご紹介するのは、アキクサインコ3羽のお世話。新しいご家族をお迎えされたことをきっかけに再打ち合わせを行い、前回は怖がりさんで放鳥なしでしたが、今回は放鳥ありのシッティングへ大きくステップアップしたケースです。
前回の「怖がりさん」から大きな進歩|3羽そろって放鳥デビュー
ケージの扉を開けると、チルちゃんとププくんが勢いよく飛び出し、少し間を置いて慎重派のルーちゃんがゆっくりと参加してくれました。前回はケージから一歩も外に出る勇気がなかったルーちゃんが、今回は自ら放鳥に加わったことは大きな変化です。
鳥さんは「今日の気分」によって行動が大きく変化する生き物で、初日は慎重でも、環境に慣れると自ら新しい行動に挑戦することがあります。この変化を見落とさずに読み取ることが、鳥シッターに必要な重要なスキルです。
距離が縮まった理由と観察ポイント
- 飛び出す順番(勢い・脚力・テンション)
- ルーちゃんの迷い動作(首振り・羽の角度・視線)
- 飛行ルートと着地の癖
- 床探索に入るタイミング
- 他の子との距離感・相性
- 甘えに来る時の表情の柔らかさ
これらの小さなサインを読み取ることで、鳥さんに無理をさせず、自然な成長をサポートできます。
鳥さんのお世話の本質は「観察力」「繊細さ」「優しい声かけ」。この三つがそろって初めて、安心できるお世話が実現します。
多頭インコさんの放鳥は「相性 × 動き × その日の気分」で安全をつくる
仲良しグループに見えても、テンションが高すぎたり、やきもちが出たりすると、追いかけ合いや小競り合いが起きることがあります。ブリランテでは、飼い主様からの情報だけではなく、実際に現場で見た「その子独自のクセ」を積み重ねることで安全性を確保しています。
放鳥中に行っている具体的な安全管理
- ケンカの予兆となる羽の動きや鳴き方の変化を観察
- 追いかけ合いが起きた瞬間の介入(間に入る・ルートをずらす)
- 扇風機や高所など危険エリアへの接近防止
- 床探索が好きな子のための動線確保
- 着地の癖を把握し、落ち着ける位置へ誘導
- 甘えたい子・静かに過ごしたい子への空間配慮
単純に「一緒に放鳥します」ではなく、個性と気分を読み取ったうえで時間を組み立てることが、専門シッターの品質を大きく左右します。
鳥さんは"今日の気分"で行動が変わる|その日の様子を読むケア
鳥さんは、本当に毎日同じではありません。同じ子でも、日によって最初に飛びたい日、慎重で様子を見たい日、床探索を多めにしたい日、甘えたい日と、行動に大きな幅があります。
特にアキクサインコでよく見られる行動の違い
- 今日は早く出たい(羽の準備動作が早い)
- 慎重に出たい日(扉前でしばらく悩む)
- 床探索モード(足音と歩幅が変わる)
- 甘えたい日(腕や肩に乗ってくる)
- 静かに過ごしたい日(高い位置を好む)
ブリランテのシッティングでは、その日の行動傾向に合わせて放鳥内容を柔軟に調整しています。
Before / Afterで見える環境ケア|鳥さんにとって"戻る場所"を整える
放鳥中の楽しさだけでなく、鳥さんが最後に戻るケージ内の快適さも非常に重要です。ブリランテでは、お掃除やごはん・お水の管理、シート交換といった環境ケアも徹底しています。
今回行った主な環境ケア
- お水交換(器の洗浄、並々に新鮮なお水を補充)
- ごはん補充と残りの廃棄
- おやつの位置調整とフォージング設定
- シート交換
- 止まり木・スタンドの拭き取り
- 加湿器の水量調整と作動確認
- 室温と湿度の管理
- 放鳥中の排泄物拭き取り
これらの内容はすべてBefore / Afterの写真でご報告し、飼い主様が安心できるよう丁寧に可視化しています。

クリッカートレーニングに役立つClippy(クリッピー)のご紹介
鳥さんの行動強化やコミュニケーションの向上には、クリッカートレーニングが非常に有効です。クリック音で行動を褒めるタイミングを分かりやすくでき、特に多頭インコのトレーニングにも適しています。
Clippy(クリッピー)は音がクリアで扱いやすく、初めてクリッカーを使う方にもおすすめです。
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鳥さんのお世話ならブリランテへ|観察力・繊細さ・声かけのすべてを大切に
ブリランテは、アキクサインコ・文鳥・セキセイインコ・オカメインコなど、年間を通して非常に多くの鳥さんのお世話を担当しており、多頭インコの放鳥経験も豊富です。
鳥さんのお世話は「観察力」「繊細さ」「優しい声かけ」。この三つを徹底し、飼い主様がいない時間もその子らしく過ごせるよう寄り添っています。
東京都内で鳥さんのお世話をご検討の方は、どうぞお気軽にお問い合わせください。
