【ペットの感染症・衛生トラブルに備える】 鳥・犬・猫・小動物への配慮とBrillanteの実践的対応例
ペットシッターとして、日々さまざまな動物たちと向き合う中で、
「感染症対策って、どうしているんですか?」と聞かれることがあります。
でも、ブリランテにとって感染症や衛生リスクへの配慮は、
「特別な時だけすること」ではなく、ずっと現場で続けてきたことです。
「当たり前にやってきたこと」を、あえて今回は言葉にしてみようと思います。
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事前ヒアリングで「必要な配慮」を見逃さない
ブリランテでは、初回打ち合わせの前に必ず
ヒアリングシートをご記入いただいています。
•過去の病歴や通院歴
•治療中の病気や怪我
•かかりつけ医の情報
...などを、最初の段階で把握できる体制を整えています。
このヒアリングシートは、代表・香取の元にメールで届き、
PDFにまとめて担当シッターと情報共有。
病歴や注意点を、シッターが事前に把握してから訪問に向かう仕組みです。
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鳥さんの感染症:PBFD・クラミジア・コクシジウムなど
鳥さんはとても繊細で、
感染症にかかると命にかかわるケースも少なくありません。
主なリスク:
•PBFD(またはBFD):羽が抜けたり、免疫が落ちるウイルス感染症
•鳥クラミジア:人にも感染するリスクあり(妊婦さんが亡くなった例も)
•コクシジウム:糞便経口感染でうつる寄生虫
こうした病気は、発症していなくても「保菌している」場合もあります。
そのため、ブリランテでは、
•手袋やエプロン、着替えを準備
•できるだけ直接触れず、鳥さんに無理をさせない
•消毒はアルコールではなく次亜塩素酸水
•訪問順にも配慮し、発症リスクがある場合は最後に訪問
といった対策を、鳥さんごとにレベル調整して対応しています。
実際に保護出身の文鳥さんなどで、
治療中の子・保菌の可能性がある子に対応してきた経験も多くあります。
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犬の感染症リスクと現場での工夫
わんこに多いのは、ノミ・ダニ・皮膚疾患、
そしてレプトスピラ症などの水系感染症です。
特にお散歩がある場合、
泥・水たまり・草むらなどから感染リスクが高くなるため、
•タオルや足ふきの徹底
•傷・赤み・異変があれば報告
•トイレや寝床の清掃を丁寧に行う
という基本を毎回しっかり守っています。
もちろん、狂犬病やワクチンの接種歴も確認しています。
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猫の感染症と「気づき」の視点
猫さんにはFIV(猫エイズ)・白血病・真菌症など、
見た目では分かりにくい感染症も多いです。
また、トキソプラズマなど人に影響する疾患もあるため、
猫さんの体調や便の状態、目や鼻の分泌物にも注意して観察しています。
症状がなくても「違和感」を感じたらすぐにご報告。
「ただのお世話」ではなく、ちょっとした変化に気づける存在でいたいと思っています。
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小動物:ネズミのお世話で寄生虫トラブルに遭遇した実話
ある時、小動物のネズミさんを2ヶ月に渡りお世話するご依頼がありました。
初回訪問時からなんとなく体をかいており、
床に小さなものが動いているのを見て、よくよく確認したところ...
ノミダニと思われる寄生虫を発見。
すぐに飼い主様にご連絡し、動物病院に連れて行き治療を受けていただきました。
ブリランテ側では以下のように対応しました:
•ケージ全体をお風呂場で清掃・消毒
•ご相談上、汚染のあった布類は処分
•お部屋全体の床も大掃除
•訪問ごとに私自身も着替え・持参した衣類で対応
•長期のご訪問だったので、何週間に一度通院し、投薬をしてもらっていた。
結果的に、帰宅される頃にはネズミさんの体調も整い、
無事に元気に過ごせるようになっていました。
この事例は感染症ではなく寄生虫トラブルですが、
シッターが「見逃さなかったこと」で、早期の対処につながった実例です。
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コロナ禍での訪問経験が「基礎」になっている
感染症対策の徹底といえば、やはりコロナ禍初期の対応も忘れられません。
当時は、
•使い捨てエプロン
•使い捨て帽子
•フェイスガード
•メガネ・二重マスク
•手袋
•訪問ごとの着替え
•入退出や必要に応じて消毒
をフル装備で現場に入りました。
この経験が、現在の細やかな配慮や対策のベースになっています。
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感染症リスクのある子のご依頼について
ブリランテでは、
•感染症の種類
•症状の有無
•他の訪問との時間的間隔
などを総合的に判断し、お引き受けできるかどうか慎重に検討しています。
場合によっては、シッターを交代制にしたり、
複数名で連携を取りながら対応することもあります。
「絶対に対応できる」とは言えないからこそ、
事前の情報共有・正確なヒアリングを何より大切にしています。
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言葉より、行動。そして継続。
感染症の名前を並べるだけでは、意味がありません。
「プロが言ってました」ではなく、誰がどこまで実際にやってきたのか?
Brillanteでは、代表・香取自身が全体を管理し、
一件一件に責任をもって対応しています。
「現場でやってきたこと」
それが、これからの信頼につながると信じています。
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【夏のご依頼に関して】
夏場はノミやダニ、寄生虫の発生が増え、体調を崩しやすい時期です。
ブリランテでは、動物看護師資格をもつシッターも在籍しており、必要に応じて専門的な視点から体調管理・衛生管理のアドバイスや共有を行っています。
ただし、感染症の疑いや医療的なケアが必要な場合など、状況によってはご依頼をお断りすることもあります。
すべてのご家庭に「安心と安全」を届けるために、無理のない範囲でのご対応を徹底しています。
ご相談内容によっては、シッター2名体制や交代制などもご提案可能です。まずは事前ヒアリングで詳しくお聞かせください。
【対応エリア】
新宿区・文京区・千代田区・豊島区・中野区・練馬区など東京23区全域他三鷹市.昭島市.武蔵野市など一部エリア外も応相談